『美の巨人たち』岸田劉生/道路と土手と塀(日本)

岸田劉生−Wikipedia
(1891.06/23−1929.12/20)


大正〜昭和初期くらいの画家さんだそーで、つまり戦前っつーか近代ですね。
わりと激しい方だったとのことで、「自然をそのまま忠実に描く」か「感じたままを描く」という間で揺れ動いたっていうんですけど、この部分は坂道の下から見るとぼやけてるはずなのだ! とかそんなこと言われてもわかんない、別にいいじゃん。ただまあ、自然礼賛(ここでの自然ってのは森林とか水とかのあっちだね)のように見える絵が、実は開発の真っ最中の土地を描いていたんだよ。
という部分には確かに二面性を感じられてよろしゅうございました。
別の絵として工事そのものを取り扱っていることから判明したそうなのですが。


黒田清輝氏に師事し。まあ展覧会なんかにも顔を出す普通の画家さん。
でも新しいものを求めてちょっとはみ出ることもあったようです(悩んでもいる)。


娘さんの麗子さんを描いたシリーズが有名だそうですネ。


あーあと、当時の同人誌『白樺』に影響を受け、そこに属してもいたそうなんですが武者小路実篤氏なんかとは親友なのに時々作家たちを無視ることがあったそうな。
(目が悪いからだよって親友は庇ってるんですが。)
、、、すまん、その気持ちなんかわかる。あるよね、あの時期の作家癖強過ぎ;