「日本の私鉄6 営団地下鉄」カラーブックス・第1シリーズ、大塚和之

まあぶっちゃけると、今の私の知識量では(そのうちなんとかなるような気がしてしまうのもなんか複雑; 要するに車両ごとの来歴が前もってわかってればぽんと単体で出されても面白く読めるのかもしれないなぁと)、車両を語られたところで特に楽しいとかそういうわけでもないんですが。
あくまでも各路線と時代そのものの変遷、技術の進歩、というものを盛り込んでくれれば話は別で、そこに冷暖房の導入とか人的サービスがとかそういうことも入れてくれればそれなりに自分に引き寄せて読むことも可能なんですよね。
技術単体だと正直よくわかんない、でも、その技術が成し遂げたことはこと電車に限ってはわりと身近に感じられる部分も多いんですよね。


主に面白かったのは、別の文献で読んではいました各地下鉄路線免許の変遷(8p)w
まとめてしまうと見開き2ページなのですが、文章にすると大概長いというかいい加減うんざりするというか、結局営団地下鉄発足までに一路線を東京地下鉄道東京高速鉄道で半分ずつ作ったまま、戦後丸の内線が作られるまで新線も中途放棄という。
1981年の本なので半蔵門線まで(この辺の本多いな)、8000系が好きなことはよくわかりました、わかるけど多すぎないか写真? わりと各路線の開業までに関してに詳しいかな、あと車両の歴史も各路線で独立、有楽町線が1ページだけで地味に気になるw いや、時期的に書くことなかったんでしょうが、千代田線車両は平均して人気高いよなぁ。
銀座線を優遇するのはまあ、伝統みたいなので別にいいです、順当だし。
あと、初めて知ったのですが、日比谷線ってラインカラーが灰色というより、帯のラインカラーをしてなかったというのが多分正しいのかな(国鉄っぽいと言われたらしい)。