『世界遺産』#539 アイット−ベン−ハドゥの集落(モロッコ)

アイット-ベン-ハドゥの集落−Wikipedia


過去の交易で栄えたベルベル族の一家が築いたのだという。
交易が途絶えたあとも、その中継地に残る、要塞のように囲まれた土の都市。


日干し煉瓦っちゅーのもわりと有名ですが、“槌突き煉瓦”と番組では呼ばれていたよーな。実際に建物を建てる場所に木の板で枠を作ってそこに土を流し込み、こっつんこっつんと気長に叩いていくというような造り方。念のために言っておきますが水混ぜたりとかしてません、てゆーかすでに世界遺産に登録されているというのに、フツーにそこらで民家造ってます。なんで怒られないかというと、昔とやり方がびた一文変わってないからです。
時々ありますが「住人と生活様式まるごと」世界遺産。


とゆーか、もうその方法しかこの土地に向いた建築の方法がないんでしょうね。
長い長い細い、崩れそうな乾いた山道を通ってくるしかないっつー。軽いものなら行き来してるみたいですけど、大きな物はなかなか運べないよなぁ。
そして一つだけ気になった「乾かないの?」というのは、人が住まなくなった家がほんの数年で崩れ土に返っていくというらしいので。そこで行われる生活が家に湿度を与えてるのかなもしれませんね。エコとか褒めたら失礼な気がしないでもない。


映画『グラディエーター』のロケ地にもなったそうで、実は結構な観光客が来る模様。
1987年、文化遺産として登録されました。