『建築の世紀』美しい、農家(旧宮崎家住宅、旧小山家住宅)

2007.05/24放送(東京MXTV)


先に紹介された“旧宮崎家住宅”。
囲炉裏に土間、カマドに萱葺き屋根という典型的な農家スタイルで(要するに日本人が想像するような)、今になっても残っているだけあって洗練されていて大層素敵。でもいわゆる“近代的”なものはなんにもないんだよね。
この回自体、窓ガラスのなし/ありでの建築の違いが見えてきますかも。
19世紀初頭に建てられたと推測され、山あいの土地から郷土博物館の敷地内に昭和54年(1979年)に移設されました。重要文化財。


後に紹介されましたのは“旧小山家住宅”。
大正6年(1917年)に建てられた農家と町家の特徴を併せ持つのだという、墨田区の指定文化財。おー、申請すれば貸し出しも可能だとのことです。


これは農家と言っても地主になるんじゃないかな? いや特にそう紹介されていたわけでもないんですが、デザインの洗練されっぷりがただごとではありませんですよ。他の国からの技術の流入があったとしても日本の特殊な気候に合わせるのにはそれなりに経験がいるはずですし。しかしそれ以前とは完全に違います。
光を取り込むことを前提として作られた家でしたね。
ああでも、障子や欄間、襖なんてのは当然昔のまま、時々ドラマの舞台にもなるような木目の美しい家でしたヨ。