『食彩の王国』#186 岩牡蠣

海人−Wikipedia


ちょっと待て、項目カキじゃないんかいと我ながら突っ込みを入れたくなるのですが番組の構成上どうもこちらのほうが正しいような気がしてならないというかなんというか「男は余計なもんがでっぱってるからそこから身体がどんどん冷えていくんだよね」とからっとお母様がおっしゃっておられました。えー、それでですか、信じますよー。
実際、海女(あま)さんの名前の通り、女の人が多い印象がありますね。
そしてなんでまた岩牡蠣の回で海女さんがたくさん話に出てくるかというと、岩牡蠣というのが事実上、人の手で取る以外の方法がないからかと思われます。
(5年、10年、20年、と年季を数えての採取となると、もはや養殖がどうとか関係なさそうですね、完全管理収穫といった趣です。)


Rの付かない時期にはカキは食えんよ、というヨーロッパ人の常識を覆すのだというこの岩牡蠣。これは日本人にはピンとこないのですが5〜8月、初夏から夏に掛けて。
なんでもこの季節はカキの産卵期で、卵管・精巣が共に増大しすぎ食用にならなくなってしまうそうなのですが、岩牡蠣は春から夏の旬。フランス帰りのシェフがかなり張り切って料理こさえてましたけど、欧州人もちゃんと食べてくれるのかしら?


他の生き物と違い海でひたすらじっとしているため栄養豊富なのだというカキの類。特にこの岩牡蠣は見た目岩にそっくりに大きーく育ちます。
それをがつがつ海底から引き剥がし海女さんたちは抱えて運ぶわけです、逞しいね。