『食彩の王国』#187 枝豆

枝豆−Wikipedia


煮た枝豆をすり潰して砂糖を加えた「ずんだ」は、私は多少縁があるのですが。
そういえば昔は煮て食べるだけで特に手を加えたりはしなかったねぇ? と禅寺の甘さんは小首を傾げます。昔から、そんなに高価なものではなかったとは思うのですが、今よりずっと貴重だったなぁと。
どうも実はこれ、大豆を熟しきらない早いうちにサヤごと摘み取ったものらしいんですね。んで、鮮度を保つために枝につけたままで売っていたので枝・豆、と。


もともとは農家の人らが自分たちが食べる分くらいしか作っておらず。
植えるところも田んぼのあぜ道だったり、要するに余った土地みたいなところだったみたいですね。大豆は乾かしておくとかなり持つし、加工食品もたくさんあるしでいくらあっても困ることはなかったろうしなぁ。
(なんかの時のために、という考えもあったのかもね。)
江戸時代には一般的に売られることもあったようですが、あくまで時期のものというか、やっぱり枝豆としての生産はされてなかったみたいっすね。めったに食べられるものじゃなかったから、酒を飲むでもなく、黙々と食事のあとに皆揃って食べていたりしたのだとか。
今だといかにもビールのお供って感じですがw


大豆と一緒でわりとどこででも作れるし、もしかしたらこれから世界中に食べる習慣が伝わるかもしれない、と言っていたけどどうなんでしょうねw