『世界遺産』#553 マルタの巨石神殿群(マルタ)

マルタ−Wikipedia


イタリアのブーツの爪先のちょっと先、小さな島で丸ごと一つの≪マルタ共和国≫。
イギリス連邦の一員で、多分ですがこの神殿群(+ハル・サフリエニ地下墳墓)(ちょうど地下にあります)以外は世界遺産ないのかもしれないなー。
(Wiki君に国ごとの世界遺産って項目すらないから単に推測なんですが。)
現住民たちもそれほど歴史が古いわけでもなく、遺跡も余所から持ち込まれた模倣でしかないとずっと思われていたそうですが、わりと最近精度が発達した炭素測定法で測ってみましたらば、それ以前に最古の建築とされていた4600年前のギザのピラミッドを越える5600年前の物と判明し、大幅に記録を塗り替えることとなりましたとさ。


どうも今の住人とは出土した人骨から見ても人種からして違い、過去の記憶どころか文明のつながりもないようなのですが(どうも長い空白期があった模様)、やっぱり悪い意味でなく大理石だから新しく見えるものなのか。
それとも立派すぎて「建築技術上がってからだろ」と思い込んじゃったのか。
島では今も大理石がざっくざっくと掘り出されているので建築材料にだけはどうも困らなかったみたいですが、古い巨大建築の常で微妙に技術がわからない。巨大な女が運んだんだよん、というのも新しい住人が遺跡を見て作った話だろうしなぁ。
争いもなく平和に暮らしていたようですが1100年を経て消えてしまったのだとか。


1980年、文化遺産として登録された、んだよね? 1992年ってなんの年代;