『建築の世紀』男は銀座で飲む ボルドー(主人編、常連編)

これ、いや別にいいんですけど、建築分類でいいのかな? と思ったらチェーダー様式(最近だんだんわかるようになった)、中世イギリスの建築様式を思わせる、というような紹介をしているから別に構わないのか。
昭和2年(1927年)に建てられたという銀座最古のバーだそうで。
なんというか、新橋の芸者さんに「店を持たせてやる」(と言うのが当時の男の甲斐性だったそうな、て今もそんなに変わってないというか、まあ、そこまで出来る人は減ったわけですが、男って変わらんね)と言って実際に造ったのがこのお店。


その、どこぞのどら息子が自分でヨーロッパで探して来た家具だから店内ばらばら。
チェーダー様式、っぽい建築。
しかしなんというか、遊び心が意外といい方向に作用したのか、その緩い雰囲気が寛ぐ場としてよろしかったのか、なんだかんだと銀座で一番古いバーとして、今も淡々と生きているという。実際のバーテンの方が出てきて喋っておられたんですが(人間は出てくるのはこの番組では珍しい)(多分付属品の一部としてきちんと機能しているかどうかかなと)。
結構今でも偉い人来てるんじゃないでしょうかね。
その割りに、“皆の憧れの場所”がカウンターの立ち飲みという。


「ああ、イギリスでは立って飲むわね」と母上が言いました、何者か知りませんがヨーロッパに関しては一国数週という滞在をしてたとかで変に詳しいです、この人。
うーん、イギリスっぽいといったらイギリスっぽいのかなぁ。
淡々としていて、出来た時点ではなく、客や時間が作り上げたのでしょうかね。