『21世紀仏教への旅』4、禅の最前線・中国/フランス

んーと、そもそも禅のルートとしてはボーディダルマ(インドから来られたそうですがなんか辿れないっぽいぞ)が中国に持ち込み、それが日本に来て、それからフランスに、、、て、そういえば、日本の文化って余所のものを貪欲に飲み込むってよく言われますが。
他に伝来したって話聞いたことないな、えと、寿司、旨み、ラーメン、オタク?
て、現代っていうより最近じゃん?!
まあ、やっぱ、地理的にどん詰まりなんでしょうねぇ。


ちゅーか、フランスに仏教徒が60万人ほどおられまして。
そのきっかけとなったのは中国の文化大革命ベトナム戦争、というのを聞いて首を傾げたのは無理もないですよね、しょうがないですよね(鈍いか)。亡命者が流入されたそうですよ、日本の禅宗が行くまではチベット仏教が人気だったそうですが。
とりあえず、形から入るほうがやりやすいんでしょうね。
神秘的な響きに惹かれるって言われてはいましたが、チベット仏教も大概わかりやすいっす、あそこは農民のものなので。んで、中国はあまり仏教が盛んな国ではないようなんですが、禅宗だけは一時全土に広がったことがあるのだといいます。


インドには苦行があり、日本はまあ、修験道に自らの身体を痛めつける修行が存在するのですが、中国はあまり現世否定的な教えは喜ばれないようなんですよ。それはまあ、端的に生きていくのが一番大変なのが中国だからのようなんですが。仏教にネガティブな側面を日本人があまり感じないのは中国を経てきたせいでもあるんですよ。
生きることが修行だと、六祖慧能さんは言ったのだと私は思っています。