『食彩の王国』#194 ごま油

ごま油−Wikipedia


ところでなんで炒るとたくさん油が絞れるようになるのかのメカニズムがわからんわけですが、とりあえず、取るが大変であるほど高級とされ、生で絞るほんの少ししか取れない油は髪の手入れとかに使われたりするそうです。て、ちょっとなら自分で作れそうだね。
手間は掛かるけどそんな特別な技術はいらないっぽいし。


とりあえずエジプトでは生絞り、クレオパトラ女王が愛用(している物の品目が前々からちょっと多すぎる気がするんだけど、探求家だったのか)していたのだという美容の友。
中国に入って火で炒り調理の隠し味に使われ。
韓国ではもう少し深入りで、どこの市場にも油を絞るための装置があってゴマを持っていくと作ってくれるそうな。いろんな料理に欠かせず。
日本では中国レベルの炒り具合に戻って(韓国と同時期に中国から直接渡ったんかもね、半島は経由してくるものと来ないものと半々)、江戸になって絞る技術のほうを発達させて食用油として天ぷらがつがつ食ったそうな。
江戸って基本的に食道楽で自分たちの生活水準のぎりぎりで物食べるんだよねぇ。


現代では“玉締め搾り”というのを紹介。普通の10倍だから、まあ範囲内かな?
えー、潰して蒸して石のようなものでゆーっくりと絞っていくのだという、なんか気の遠くなるような作業工程を経ていますが、透き通っているんでちょっとびっくり。
なにに使うかというと調味料? あー、味が違うのかな、食べてみたいなぁ。