『世界遺産』#560 チュニス旧市街(チュニジア)

チュニス−Wikipedia


別にそれ自体に不満があるわけでもないですが、イスラム都市を取り上げるたんびにラマダーン明けの光景を見ているような気がするというかなんというか。まあ、街の祭とか結婚式とか家で寛いでいるところとかもあるけど。
なんかパターン決まってるよね、生活様式が独特っつってもイスラム特有だしなぁ。


チェニスという都市はチュニジアの首都で、もとはチェニェスと呼ばれ。
古代の海洋民族フェニキア人によって建設され、ローマの宿敵(と主張してた人がいたのさ)カルタゴの衛星都市として栄え、ローマと戦争して破壊され、ローマに再建されて、んでもってローマ分裂の時には東ローマに所属。で、その後さらに7世紀にイスラムが押し寄せてきて侵略され。オスマントルコの配下にもありましたが勢力はその後薄れ。
細かいことはあれど今に至ると。でも、あんまりがっつり巻き込まれはしないのね。
ちなみにこの都市の城壁で囲まれた旧市街の部分がメディナ、で世界遺産。
んーと、イスラム時代の街並みって解釈していいのかな、あ、うん、いいんだな、基本的に密集した住宅街で無計画に作られているように見えて実は全ての計画がモスクから始まっている、とのことですが、だったらあの微妙に歪んだ道はわざとなのか。
わざと細い入り組んだ路地にして、女の人たちを男の目から守る目的がある、ということも言ってましたけどね。あー、まあ、純イスラム都市でない限りその手の自衛措置はお互いのために必要なわけか。
1979年、文化遺産、イスラム都市として登録されました。