『美の巨人たち』ミケランジェロ「ピエタ」(イタリア)

ピエタ (ミケランジェロ)−wikipedia
(1475.03/06−1564.02/18)


ミケランジェロと言ったら天才ですが、ピエタと言ったらとりあえずまずミケランジェロのようです、全然完結してませんが。とはいえ、最高傑作の呼び名も高いようで。でもダビテ像のほうが上っぽいよなぁ、知名度とか。
まあ私はピエタのほうが好きですけどね。ひだひだが(芸術褒める表現ですかそれ)。
ところで大理石を彫っていく場合ってデザインとかどんな感じになるんでしょうか、日本の木彫りが欧州に知られた時「手間掛かるのにー」と言われてたんですが、あるじゃん同系統! しかし木彫りの比ではないんでしょうか、もっと時間掛かるんでしょうか。
確か夏目の漱石ちゃんが『夢十夜』で運慶だかに「埋まってっから彫りだしゃいいんだよ」とか言わせてるんですが、それを思い出しました。埋まってるのがわからないのが素人です、というか、わかるのは天才だけなんじゃないかと思われます。


ピエタを22歳だかの時にまず彫り。
その後死ぬまでに約4体も作ってるんだよ、しつこいね、ということに番組は終始していたわけですが、趣味とか持っていたんでしょうか、この方は。それとも生涯ただひたすら延々と彫ってて初老に差し掛かって惚れた未亡人には死に別れ?(不憫すぎないか...orz)
そういえば、そもそも≪ピエタ≫というのは慈悲というような意味合いで、死んだキリストさんをよっこいしょ、と抱える主にお母さんのマリアさんを中心にしたシーンのことを指しているわけで、やっぱり母親がキモか、というのはありふれた結論なのですが。