『爆笑問題のニッポンの教養』#10 佐藤勝彦(宇宙物理学)

サブタイは“タイムマシンは宇宙の扉を開く”。
タイムマシンは可能なのか不可能なのか、という話になると、出来るとしても多分まだちょっと先ね、というか現行の技術ではかなり無理っぽいのですが。なにが必要なのかというと「速さ」ということになるそうです。
ご存知アインシュタインさんの相対性理論によると、光の速さになると時間が止まるんだよーん、とのことなので俗に言いますウラシマ効果。しかもこの現象、ごくわずかですが我々の生活圏内でも実際に起こっているらしいのですよ、新幹線乗るとちょっとだけ時間の進みが遅くなって、新幹線から降りる時にミニミニタイムスリップしてるんだよ。


と学者さんは言われるわけですよ。
そもそも思い出話も過去ならば、記憶も過去、空を眺めて遠くの星を見るのもかなり過去の光景(地球に光が到達するまでに時間が掛かるくらい遠いんですよ、うん)。そもそも過去に行くってのも人間の頭というか経験のみの問題だし。
だったら別に過去行かなくてもいいじゃん、とかも言うわけですよ。
つーか、未来だったらコールドスリープで行けるっていうしなぁ(こっちはもうそういう商売あるんだよ、まだ解凍は完璧じゃないんだけど冷凍は完璧らしく、頭だけとかやってますだ)。とある人間が「未来」に行く行かないって意識の問題でしょ? と。
SFなんかでいうタイムパラドックスにも絡むのかな、その辺は。
そーいや、アカシック・レコードっぽいことも話してたよーな、いや待て、SFの話かよって言われたらSFの話ですけど、あのジャンルもともとその辺の垣根薄いんだもん。
人間の想像力の問題なわけなんでしょうかねぇ、結局。