『世界遺産』#569 サカテカス歴史地区(メキシコ)

サカテカス−Wikipedia


スペイン人がある日やってきて、銀山の開発をして街を作って帰って行く時(というか、追い出されてた時、要するに独立戦争かね)にちょっと銀山が荒れてしまいましたが、現在は元気よく世界一の生産量を誇っているそうですよ。
というところまででなんか終わっちゃうんですけど、言うこと。
世界遺産に認定されているのは大聖堂等なのだそうですが、いや、実際植民地当時の征服地のと土着文化との融合の面影を色濃く残す、という意味合いはちゃんとあるそうなのですが、キリスト教を使って銀山での強制労働をさせていた、という背景があるらしい大聖堂を世界遺産にしてる場合なのかしら、と思えないでもないというか。
しかしここの銀山の環境に対して世界遺産認定に際しての「現状維持!」とか言ったら巨大ハリセンでぶっ飛ばされてしまいそうです、どう考えても超現役です。
というか、国を支えていると思います。銀はねぇ、工業製品に多く使われているんですよ、精密機械には(金もです、プラチナも)欠かせないんですよ、という説明の通り、ここで精錬してきっちりと部品単位にしての販売です。


というか私、水銀が銀から出ているとは存じ上げなかったのですが。
過去にはいろいろと環境被害などもあったようで(精錬にもたくさんの燃料がいりますので、木の伐採なんて問題もあったでしょう、いくつかそれで文明が滅びてます)。
それでスペインだけ富んでたらそりゃムカつきますわな、うん。
1993年登録、多分文化遺産です。うん、多分(確認しろよぅ)。