『世界遺産』#570 古典主義の都ヴァイマール(ドイツ)

古典主義の都ヴァイマル−Wikipedia


ザクセン・ヴァイマル公国の首都で、現ドイツ(ドイツ連邦は当事国の意思ですが)。
若い王様が若い著名な他国の小説家を呼び寄せ、宰相にした、というところからしてちょっとすごい話ですが。このことが後に、この小国の首都でしかなかった街を一大文化都市にまでしたのだ、というと王様の器の広さが伺える話ですが。
もう一個、この番組以外で聞いたところによりますと。
このゲーテ、ある日宰相の仕事を放り出して放浪の旅に出てしまい、現代にも残るイタリアの素晴らしい旅行記を残しており。で、どうもこの時期に関してもお給料出ていたらしいんですよ、ちょっとこう、そこまで広くなくてもいい気がします。器。
似たようなパターンの政治家が、いないとは言いませんが概ね悲劇です。
放っておいてもどこぞで幸せに暮らしそうなゲーテさんよりも、若き王様にとって成功して良かったですねと言わずにいられません(というか、政治家の側面あまり有名じゃない、失踪なんてしてたからか)。


で、肝心の≪古典主義≫とはなんぞやと調べてみましたらばドイツ古典主義。
ゲーテの「ウィルヘルム・マイスターの修業時代」、シラーの戯曲「ワレンシュタイン」3部作、などが例として挙げられていまして(世界遺産ページではないですよ)、感情過多な表現を乗り越えて、とあります。えー、要するに、レベル高めの娯楽じゃん?!
要するに文化人の集まる都市というアピールなのか、小説家らしいっすね。
1998年、文化遺産として都市単位で登録されました(でかー)。