『食彩の王国』#206 寒ブリ

ブリ−Wikipedia


非常にこうぼてっと太りきった姿に美味しそうだなぁぁ、としみじみと思うのは海産資源の国、特に東西の海流のすれ違う場所に位置する島国ならでは、という気もしますが。
師走=12月によく食べられることから“鰤”という字が出来たのだとされ。
成長と共に名前の変わる代表的な出世魚、ちゅーかこれ、時期だけじゃなくて地域によっても違うんですね。ブリ、の名前は、油が転用されたもの、炙りの略、日本で“振り”という意味になった中国の老魚という意味合いの言葉から来たという説も(最後のがどうも一番有力みたいですが)。
刺身、炙り、ブリしゃぶはちょっとなかなか出来ませんが、ブリ大根もお馴染みです。安いというほどではないけど贅沢ってほどでもない、手頃な食材の一つです。
(でも養殖モノの場合、ハマチと呼んで天然モノと区別するところもあるそうな。)
(天然が5万トンに養殖が15万トンだと、多分普段食べてるのはほぼ養殖だということになるんでしょうねぇ、そりゃ、天然だと主張もしたくなりますわな。)


ブリはなんでも九州で産卵し、その後、北海道に餌を求めて北上。
もっとも油の乗ったブリが獲れるのは富山県の氷見、最上級品となのだそうですが、んーと、富山県だとルートは日本海側で氷見は半島の付け根、、ん?? あ、いえ、すみません、春から夏に北上、そして秋から冬に南下して九州に戻るんですね、で南下の中間地点辺りで富山湾に入り込んでしまう、と、飽食してから適度に運動したのか、ごめんブリw
謝罪ののちしみじみと感謝させていただいて、いただきます。