「オーストラリア」目で見る世界の国々9、S・C・ファインスタイン

オーストラリアはそもそも、まあ、日本人で知らない人はいないだろうと思うんですが(日本を中心に据えた世界地図だと死ぬほど目立つしねw)、そもそも、島国? 大陸? ということで迷うようなことはあるんじゃないのかな。
実際にはどうもオーストラリア以下の土地を島と呼ぶそうなので世界最小の大陸。
大陸を一つの国家で占有することも他に例があるとも思いませんが、逆にあまりにも自明のことなのかあんまり国土の広さについて語ってる部分もないw


個人的には先住民族であったアボリジニ(もとは原住民という意味だったとか)との関係や“白豪主義”と呼ばれる白人の優位主義などが頭にないでもなかったんですが、イギリスの「発見」によって罪人流刑地となり、その後、アメリカの独立とともに入植地の不足、流刑地の必要性の低下から入植人種が詰めかけ現地人の殺害。
(そういえば、罪人の祖先を持つことを誇りにするって聞きますが、そりゃそうか、、、罪人は当人たちは過酷な目に遭いましたがその時点では加害者じゃないしな...orz)
その後、人口の増加がいまいち奮わないところにゴールド・ラッシュ。
第一次、第二次の世界大戦にともなって産業が振興(一応イギリスつながりで参戦もしてましたがこの立地だし影響は少ないよな)、労働力の必要性から移民の受け入れ。
んー、これ、むしろアジア系住人の増加によって白人層が薄くなったのがいわゆる白人優位主義のきっかけだったのかもなぁ? その後、解消され、一応曲がりなりにもアボリジニとの関係も改善している模様ですが、ぽちぽちと私の知る事件の記述がない。
まあ、国外から見てあれやこれやとあっても、農業人口5%で全ての国内の食糧生産を賄った挙げ句に輸出超過だと、そんなにがつがつする必要もないのかなぁ。