『世界遺産』#581 ビスカヤ橋(スペイン)

ビスカヤ橋−Wikipedia


欄干と橋げたのみというちょっと変わったその橋は、なんでも人や車までがゴンドラで行き来するのだという“運搬橋”、他にどの程度この橋があるのかはわかりませんがとりあえず世界で初めて造られたものなのだそうですよ。
ところでスペインのビルバオと聞くとゲルニカ(隣)が替わりに襲撃された都市!
と瞬間的に思い出してしまうんですが、悪いのはビルバオじゃない、そもそもこの豊かな経済都市を無傷で手に入れようとした独裁者が悪いだけじゃん、と慌てて思い直すような羽目になります、もっと大変な街があっただけで被害者だっつーの。


いやいや、で、まずなによりも気になるのは「普通の橋とどっちが安いの?」、ビスカヤ橋の圧勝だそうです、コストも安く工期も短いし、船の運搬の邪魔にもならない。そして8分置きにゴンドラは運行し、約2分で対岸へ、となると使用勝手の問題もなし。
そうなると気になるのは「ラーニングコストは?」ということに当然なるわけですが、街のシンボルとして愛され、観光スポットにもなっているというのならその辺そんなに問題じゃないのかも(通勤ラッシュはあるのかなw)。それにそもそも、船を通すために跳ね橋にすることを考えたらそっちもコスト掛かりそうですね。
なんでもこの街には力持ちの人を尊ぶ風潮があり、隣のフランスにエッフェル塔が建った時期に新時代の到来として建てられたそうなのですが、お隣では初期不満を言われていたのにも関わらず(そうだったんかい)、ビスカヤ橋は最初から街に受け入れられたとか。
2006年、文化遺産として登録、ああ、力持ちの橋だからかなw