『国際共生に向けた健康の挑戦’08』#2 アジア各国におけるプライマリケア ベトナム−予防と治療・公と民・西洋医学と東洋医学の連携

ドイモイという改革を経て近代化が図られました、その一貫で保険政策10年計画が。
タイもだったけどベトナムも国の人口増加よりも都市の人口増加率のが高い。感染性疾患は減ってます、非感染性の疾患が代わりに増加。平均寿命はだいたいタイと同じレベル。
ディストリストという自治体レベルの一般病院が主力の病院施設。
健康に関しての管理はコミューン・ヘルスステーションが行っている。
東洋医学と西洋医学の結合が重視されている(東南アジアの傾向かな?)、というより予防医学と治療医学の連携をするとなると、確かに、西洋医学ってそもそも予防の概念あんまりないもんね、自然治癒の促進なんてのもないしある意味で自然な話かも。
全コミューンの98.2%にコミューン・ヘルスステーションが存在。
全ビレッジの87.4%にビレッジ・ヘルスワーカが配属されている。
あ、ビレッジ・ヘルスワーカってコミューン・ヘルスステーションで教育されてるのか、要するに簡易の医療を担当してるようです。なんかすごいね、環境問題って言ってるけど日本の場合とはちょっと意味が違って、具体的には排水路やゴミなどのトラブルを自治体へ要請して解決して貰っていたりしているケースが。
さらに母子保健センターが全体の方針を総括してるみたいですね。


それと、ちょっと私忘れていたんですが、そもそもベトナムは共産主義の国で民間病院というものも存在していなかったのですがこれから独立採算のための仕組みを作り、むしろ公の病院の高い治療技術との連携を、という発展するのなら利点なんじゃないかなぁ。
少し面白かったのが高い医療技術を求めてシンガポールやタイに向かう人たちがいるので、その要求に答えられるように、という指針でしょうか、具体的だなw
それと東洋医術と西洋医術の融合、なんか、なんとなく全体的に融和的政策だな。