『国際共生に向けた健康の挑戦’08』#4 アジア各国におけるプライマリケア インドネシア−マラリアの現状と対策を中心に

複数の島からなり、東西に長く伸び、国内で2時間の時差があるというインドネシア。
マラリアはハマダラ蚊が媒介する、島により、同じ島の中でも異なる環境で異なるマラリアが流行するのか。というか今までの先生と違ったんでちょっとびっくりしたんですが、確かにマラリアの原理から説明してるんだと無理もないかなー。
(今までの人は基本的に国内の施設の構造や維持運営なんかの話だったしね。)
そうか、マラリアというのはあくまでも人間の血液のみを媒介にするので(蚊の寿命はそこまで長くない)、ハマダラ蚊の生息か、マラリア病患者か(治療してしまうと感染源にならない)、いずれかなければ広域感染にはならないのか。
逆言うとこの条件が整っている小さな島にまで対策を行うのが予防措置。


地味に水溜りに日光が差してないとボウフラが生き残れないとかもあるんだね、マングローブ林などにはこのために蚊が成育せず、燃料のためなどに伐採された場合にマラリアが広まってしまうなんてケースがあるようです。
それと、マラリアはその地に長年生活してる人々は免疫を持ってたりするようです。
それまで少数民族しか住んでいなかったためにさして気にされていなかったものの、国内からの移民という形で入った開拓民が次々とマラリアにやられる、というケースも。
人間が作った人工の漁場が放棄されたのちにハマダラ蚊が発生するケース。
森林性マラリアと海岸性マラリアって大雑把に分類されてます。海岸性の場合は人間が作った人工の水場が他に事情として挙げられてます。
というかハマダラ蚊がそもそも種類多いらしいんですが、その生活パターンが違うと予防法が違ってくるとかなんか大変だよなぁ。