『食彩の王国』#217 みりん

みりん−Wikipedia


もち米を蒸したものに米麹を塗して発酵させる、という作業工程を聞くとどっからどう聞いても見事にアルコールです。もともとスーパーなどではお酒が売れなかったのでそれでスーパーに並んでいるのは“みりん風調味料”なわけですが、「要は酒屋に買いにいけばいいのね?」と聞かれたんですが、それで認識大丈夫でしょうか。
(ところでその辺の法律変わっていたと思うんですが、本みりんが本物?)
もともと料理に甘みを加えるための調味料である上に(やっぱり使ったあとはちゃんとアルコール分飛ばすんだな)、三年も寝かせると色が琥珀色になり、五年も寝かせるとシロップのような味になるのだという、うわぁ、飲んでみたいなぁ。
しかしとはいえ、いちいち西洋の酒と味を比べられるのはちょっと腹が立たないでも、基本的に酒を寝かさなくなっちゃったのってあくまで商業的なことが原因なので、それ以前はぽちぽち伝統あったんですよねぇ。泡盛くらいしか記憶に残ってませんけど。


もちろん魚の照り焼きや、醤油と混ぜての江戸前の蒲焼のタレ。
もともと京風の味で食べられていたのだそうですが、忙しい江戸の人間はどうやら甘いものを同時に取ることを好んだのではないかとか。もちろん他に煮物、ああ偽物のほうでしたが蕎麦つゆ作った時にも入れてみたなぁ(勘で)(大胆な)。
ある程度本物が縁遠い、ということもあったんですが、5年寝かせたのって一度でいいから飲んでみたいなぁぁ。甘みがもっと強くなっちゃっててむしろフランス料理なんかのほうが使いやすいのかもしれませんが、お菓子とかないのかなぁ(高いか...orz)。