「王電・都電・荒川線−走り続けて75年」宮松丈夫

細かい事情がよくわからないんですが、うーん、やっぱり昭和61年の発行のせいかなぁ、とりあえず某ネット書店さんにデータがなかったのですが図書館にはありました。
(下手すると出版社が倒産? とも思ったんですが、元が少し特殊な出版社っぽい。)
図書館が概ね地元近くっていいような地域だからかな。
ところで王子電気軌道というのはどうももともと郊外電車として発祥して、なんか気付いたら市街地として組み込まれていたよ、という順番のようなんですが、昭和17年に戦時統制法で市電に組み込まれてからもそもそもの路線の特異さのせいで結構好き勝手やっていたみたいです、うん、東京市電はわりと地方への車両の融通を行っていたんですが、それに出発する時点で市内を通った時に交通整理のお巡りさんが入ってるボックスぶっ飛ばしてったってんですからね(幸い、汽笛みたいなものを鳴らす独特の運行方法だったのでお巡りさんのほうが寸前で逃げてくれたんですが、翌日の人は一目散に逃げたってw)。
なんの部品かわかんないけど、もうちょっと確認しとかないか。
あと、関東大震災の時に関西の阪神電鉄から、直通計画があった関係からか京成電鉄から車両を譲ってもらったんですが「なんか使われてた形跡がない」だの、新しく作った車両が前面狭かったから車庫に仕舞いっ放しだったとか。
さすがに市電から大量に譲渡された車両はきちんと運行していたんですが。
なんか全体的に我が侭というかなんというか、傍目には面白かったですけどもw


でも実際、結構車両が格好良かったです、市電は丸いんだけどなんかゴシックな感じで(多分専用軌道でぶつかる可能性が少ないからかと)、音もなんか「チンチン」ってベルじゃなくて威勢良かったみたいだし、今どうなんだろ、今度乗りに行ってみたいなw