『The世界遺産』古代都市チチェン・イツァ (メキシコ)

チチェン・イッツァ−Wikipedia


中国の紀元前6世紀くらいの古典に「土星の公転周期が13年なので13歳で成人だ」ということがかなりナチュラルに出てくるのですが、ぶっちゃけて、昔の人の天文知識はなにがどうしてどこがどうつながっているのかさっっぱりわかりません。
そしてなんでもここ、クルルカン(やっぱりケツァルコアトルと同じ神なんですね、こちらはマヤ、あちらはアステカですが)(羽の生えた蛇さんです、確か太陽を象徴するんだったかな)の神殿では、ピラミッドを下に這うクルルカンの背びれ部分の装飾が上から下まで全て、春分の日の一定時間日光に照らされる、という仕組みになっているらしく。
どこをどう計算すればいいのか見て全然わかりませんとも...orz


そして生け贄の噂は、本当であろうけども征服者であるスペイン人に誇張されたのだろうとも、セノーテ(地下湖、石灰岩の土地なので穴が開いて水が溜まります)に若い処女が投げ込まれた、と聞いて骨を探してみましたらば、確かに出てきたけどもほとんどが成人男子か子どもばかり(男性は確か骨に傷が残ってたんじゃなかったかな?)。
そのエピソードのみ忠実に紹介して、その解釈は語られなかったんですが、まあ、話に伝わっているままではなさそうだな、と理解するのは問題ないのかな。
ピラミッドは四方の階段とと上段の一段を合わせて365段、そして春分の日の光のデモンストレーションも、それを合図に耕作をする証だったそうですよ。
腰を使って行なうというゴムボールの球技や、その勝敗が生け贄を決める、という風習はあったのかもしれませんが。そんな悪くなさそうな都市だな、と思ってしまうのですが。