『爆問学問』#31 本田由紀(教育社会学)

“我働くゆえに幸あり?”というこの回は、非常に理論的であるのですが(そして優しい)、どっちかというと頭でっかちな感じのお姉様で(可愛かった)、今の社会が「赤ん坊受け渡し型」であることがおかしい、その中でニートを努力が足りないと責めるのはいけない、ということに大変憤っておられたのですが。
ぶっちゃけますと、ニートがいるから社会が悪いんだ、というのはいくらなんでもどうかと思いますが、別にニートだからって同情して助けて欲しいかって言えばそんなこともないんじゃね? というのが太田さんの言。
だってまあ、助けられる側としてでも、そういう歪んだ人に苦労を押し付ける社会に組み込まれる、ということじゃん、なんかしらの対価はどうしたっているw


で、むしろ先生はなんで? ということを聞かれるわけです、太田さんは、なんでまた、ニートを助けようとしているのかと。したら先生は自分が子どもの頃、頭が良いからってやりたくもない勉強をしなくてはならなかったのだという返事が。
だったらこう、社会というか、その中核にいるはずのニートとは対極、彼らを生み出したはずの層ってのもひょっとしたらその被害者なのではないか、彼らも可哀想なんじゃないの? とか言い出してしまうわけですよ。ああ、うん、そこまで到達してこその太田さんだという気がします、そうだよな、赤ん坊としてそもそも会社に渡された世代がその仕組みに疑問を持つってどう考えても難しいよなぁ。。。
じゃあ、誰がなにをすればいいのか、というのもまた、皆で考えて行くしかないんでしょうか、ただとりあえず「ニートがいるから社会が悪いんだ」だけは責任転嫁だと思います、そこは逆ですよね、あくまで結果であって原因ではないんじゃないかしら。