『週刊 東洋経済』2011年4月9日号「スーパー・百貨店 背水の陣」

メイン特集は実は「危機を乗り切るリーダー・シップ」だったのだけれど、正直大して面白い内容でもなかったのですっ飛ばし。基本的になにかを延々と嘆いているスタイルの記事は面白くない(本ならまだいいですが、雑誌ってわりとリアルタイムだろ、責任担えよ)。
基本的に百貨店再編劇に興味があるので、その辺の事情を期待していないでもなかったのだけれど、すでに百貨店は個々の店舗での出店増床というレベルでの話になっていて、波を越えた風情、現在不安視されているのがGMS(総合型の巨大スーパー)。
具体的にはイトーヨーカ堂ダイエー、しかし、後者はともかく、イトーヨーカ堂は百貨店不調が語られていた頃にはむしろ見習うべき対象だったような気がw
知識と品揃えと値段で負ける専門店に負けるのは最初から予想されていたこともあるし仕方ない部分はあっても、主力となる食品部門で接客重視の店舗に負けているのはちょっと不味いというか、要するに中身というよりも業態そのものが疲労しているということか。
ある意味でちょっと時代が一部巻き戻っているのかなぁ、という気もしないでも。


コンビニも一時的に危ぶまれた時期があったように記憶していますが、基本的に好調のようで相変わらず突っ走っぱしり。百貨店はどちらかというとまだ切り売りすべき財産があるし、という余裕な気がするのがちょっと怖いんですが(全ての業態を抱えている7&Iの方の言ですよ、今の正確な構造知らないけどね、あそこややこしい)。
地方では閉鎖などがあるものの、大都市圏では相変わらずの競争が盛んとか、例に出ていたのは大阪・博多・有楽町だったのですが、この辺もなかなか面白い、出来ればこの手の長い記事とか読んでみたい気がします、しかしルミネ強いなー。
それほど長い記事でもなかったのですが、なかなか満足、面白いなw