『爆問学問』#40 高田礼人(ウイルス学)

“ウイルス その奇妙な生き方”、ウィルスが生物に影響を及ぼした「可能性」のある話としては宇宙からやってきて生命に変化をもたらした(キリンの首は少しずつではなく、突然伸びたとしか思われないそうですよ?)というのは聞いたことはありますが。
太田さんは、この先生に会うまでウィルスにもなんかしらの役割があるのでは、と思っていたそうですよ。んで、先生は「確率どうの、と言われてもまだほとんどわかってる部分が少ないんですよねぇ」とのことで、だってウィルスってそもそもワクチンも治療薬も結局対処療法にすぎませんものね(ヒトの身体に備わる抗体にウィルス情報を伝えるワクチンに、本気で栄養剤に熱冷ましだったり)(風邪もいまだに治療法がありません)。


そもそも、有名だとばっかり思い込んでいたのですがウィルスは生物活動の最小単位である細胞を持たず(細菌は持ってます、風邪は菌っすよ)、DNAというか遺伝子部分のみ、それを生物の細胞に注入することによって初めて自分たちの生命活動を開始できる、ということで生物とは別の扱いをする人も結構おいでです。
そして「ウィルスも生きなきゃなんないのに、生命を殺してしまう病気は彼らにとってもアクシデントなんですよ」とのことですよ? まあ、完全に死滅はしないでも済むとしても、いっくら増えても宿主からそうそう移動出来ませんしねぇ。
でも、まあ、本当にもしかしたら生物があまりにも過密にひしめきあっている中、突如現れるウィルスに“そういう”役目がないとは言い切れないかもしれませんがw 太田さんは自然宿主(ウィルスが病気を引き起こさない生物)からウィルスを除去したら? と言っていたですが、私はあんまりウィルス性病原体って怖くないんですよね。
生命活動の一環ならまあしょうがないというか、仕組みわかると別にねぇ。