「日本の私鉄 東急」カラーブックス・第3シリーズ、宮田道一/焼田健

東急というと渋谷から横浜方向(終点のイメージが漠然としてるんですが、多分みなとみらい線のせいだろうなぁ)に伸びている東横線をメインラインにした、んー、鉄道のイメージもそこそこですけども、どっちかというと関連企業や沿線開発などの印象が強い大手私鉄といったところでしょうか。
今はどうも不動産関係とのつながりは弱くなっちゃってるみたいなんですけどね。
(でも、百貨店はテナント重視になって、東急ハンズ東急不動産系で、旅行会社は独立して別の金融関係の傘下に入っちゃってるみたいですし、多少知名度の点ではスケールダウンしてますけど、ある意味で鉄道関係に収束してるといえるのかもなぁ。)
(東急の事実上の創設者の方も別に不動産じゃないよね、阪急に倣ったのが元。)


この本そのものは過去に同シリーズで出た2冊を踏まえているのでほとんど車両に関して、で、日本発のステンレス車両の導入をした、という点自体は特徴的なんですけども、正直ほとんど見た目とか変わりませんし、写真中心の本だといささか単調かなとw
ちょっと面白かったのが平成9年の発行で、まだ第3セクターのみなとみらい線に関しての記述もないし、今の田園都市線がまだ新玉川線の部分と別れてますし、もともとの東急系の本線である目蒲線がまだ存在しているという。
その辺の変化はそこそこ近い地域なので知ってはいるんですが、正直思ったよりだいぶ最近だったんだなー、というのが実感、目黒線とメトロ南北線・都営三田線との乗り入れも当然ないわけですから(これが新しいのは知ってた)、とことん変化してるよなぁ。
極めて個人的に、もうちょっと見た目多彩になると嬉しいです。
東急車輛とか子会社に持ってて他の会社の作ってるのに、なんで地味なんだww