日曜フォーラム「アフリカの発展とアジアの成長経験」

緒方貞子さんを司会にして、アフリカ開発銀行グループ総裁、タンザニア、エチオピアからは国の現在のトップ、モザンビークからは前大統領が、というようなフォーラム、というよりシンポジウムですかね?(その区分がいまいちわかってません!)
三国は基本的にアメリカの経済学者さんも褒める高い成長率を誇る国なのだそうですが、意外と蓋を開けてみると国内状況ばらんばらんなんですね、もしかしてわざとそういう国にしたのかな? と思ったけどどうなんでしょうか。
タンザニアは基本的に西側資本のこれからの方向性を語り、エチオピアは国内での格差を語り教育の必要性を、モザンビークはインフラ整備のことを。いや、私の側の知識がほとんど皆無と言っていいので面白くはあったんですが、どうせ一堂に会しているのならばもうちょっとそれぞれの話し合いみたいなのも見たかったかなぁ。


えーとあと、エチオピアの方でしたっけ(ちょっと記憶が薄かったのですが、ケニアの隣国なので多分)、ケニアがイギリスの直接統治だったのでケニアに資本が集まってしまった、ということを言っておられたので少しびっくり。いや、アジア圏だとほぼ植民地時代のことはなるべく口に出さないというのが不文律だと思っていたので; そんな必然性があるわけでもない場所でプラスの意味で表現することもありえるのか。
(ケニアもこの間、大統領選挙をきっかけに国が割れてましたっけねぇ。)
なんだかんだと国の状態が悪いわけでもなく、国内資源に頼りきりなわけでもなく、教育にインフラにしてもある程度まで助けて欲しい(そしてあとは自分で)、という人たちばかりでしたし、いや、知らない分、そこそこ個人的に価値はあったかと思うんですが「面白かった」かというと一方的に状況の説明されるばっかりだった気がw