『The世界遺産』ギョレメ国立公園とカッパドキアの岩石群 (トルコ)

カッパドキア−Wikipedia


木作りの家の場合、斬り出した時代と建てた時代が多少はズレがあるものの(数年乾かすことなんてのもあるそうですね)、ある程度は測定が可能らしいのですが、石造り、洞窟のように掘り進めた時は調べる方法がないそうです(今のところ)。
その上、詳しい生活の記録もないので目的もよくわからないという。
お馴染みの柔らかくて加工しやすく、天然の洞窟も少なくない石灰岩質の地とはいえ結構な広さ、かなり長い時期、もしかしたら複数の文化で使われていたんじゃないかなぁ。とりあえず、キリスト教徒が迫害から逃れるために地下に、ということが話としては残っているそうですが、そんな必要がないはずの時期にもどうもこの遺跡は使われていたらしくw
(生活痕はもう少し時代測定が可能ですね、炭素測定が一番一般的。)


隠遁生活を送る修道士かなぁ、とちょっとだけ思ったんですが、それにしてはなんというか規模広すぎるような、まあ、とはいえ修道士のマニア心というか、こつこつと造り上げた建築物とか収穫物とか、いろいろあるので案外ありえなくもないのかも。
しかし、なんでまた地下だったんだろう、という謎は残るようですよ。
地上にも風と大地のイタズラである奇石が立ち並び(アルベルベッロのトウッリみたい、と思ったんですがなかなか通じないw)(妖精の煙突と言われてるのがこれかな、白い円柱のような形の岩に茶色い三回錐が、本当に自然物なのか問いただしたい見目です)。
とにかくまあ、謎の土地のようですが、いつまでも謎として残るのかな?
1985年、文化遺産として登録、まあ、魅力的ならいいのかな。