『プロジェクトJAPAN』プロローグ−戦争と平和の150年(1

まあ母上はこれが“9条”のために作られた番組だと主張するわけですが。
正直ぶっちゃけまして、その切り口がやけに薄っぺらく聞こえるのはそういう世代だからでしょうか、わかりやすく言うと「それ聞き飽きた」というか。個人的には全く聞いた覚えのなかった、オランダ・ハーグの国際司法裁判所の安達峰一郎氏が(この人が代表やってたパリ講和会議の本読んでたのにぃ...orz)(あれは全ての日本人がおろおろおろおろおろおろしてましたが、嫌いじゃないっす)、よりにもよって日本の満州支配の≪リットン調査団≫の時に判決に加わった、というところにショックを受けたのが個人的には一番。
むしろなにがショックってなんで私知らないんだ?! というか。
いや、この人物に一応聞き覚えがあるので、きちんと情報は与えられていたと思うのですがそれを特別なこととして見る、という視点が全くなかったのですね。オランダ人に「素手で立ち向かう侍」として軍国主義に立ち向かう姿を描かれ、亡くなった時はオランダの国葬で送られたという、なんで日本で全く有名じゃないのか。
(そしてなんでオランダ人が日本嫌いかって聞いた時に、戦争が、と聞いても意味がよくわからないわけですよ、今日始めてわかりました、いや、戦j前まではむしろ一番認めてくれていたのかもしれないなぁ、とも。)


日清戦争日露戦争、第一次、第二次世界大戦と時間は流れ、淡々とハーグの≪平和会議≫や国際連盟国際連合すらも、大国の利害に左右され、常になにかしらの力の有無で判決が決まる、ということを些か時代をすっ飛ばしながら語っていたわけですが。
(非難じゃないっすよ、だって一つのテーマを決めないとわかりにくいし。)
3年間、どんな番組が放送されていくんでしょうか、楽しみです。