『都市と防災’08』#9 火山災害とその対応

過去1万年内に噴火した、もしくは日常的に噴煙を上げているのが活火山ということなんですが(要するに1万年以上噴火したことがなくても、ということだよね)。正直、えらい長い期間のような、と思ってしまったんですが、地形の話をしているとわりと普通に10万年とか40万年とかの桁が出てくるのでなんとなく納得w
日本には現在108の活火山が存在しているそうなのですが、世界全体で言うと7%の活火山、インドネシアに続いて世界第2位。地震なんかでも同じですが、基本的にプレートの上に集中してるんですよね。
んで、もともと火山災害そのものはその副産物であるメリットと表裏一体に存在し、全ての期間を考えた時にけして頻度や期間が長いわけでもないので、少しの距離を置いて普段からの備えをしておけば十分に付き合えると認識されているそうです。そうなんだ。
日本のランクAは13火山で十勝山、樽前山、有珠山、北海道駒ケ岳、浅間山伊豆大島、三宅島、伊豆鳥島、阿蘇山、雲仙岳、桜島、薩摩硫黄島、諏訪之瀬島。
ランクBは蔵王産、富士山、霧島山。ランクCは大雪山、赤城山、八丈島。


18世紀以降の火山被害は1792年の雲仙岳の1万5千人、1741年の猿島大島の2千人、後者は8ヶ月も続いてどちらも山岳崩壊で津波を出したことにより被害が増大。3番目は1151人、1793年の浅間山、火山流・火山泥流・洪水。
4番目は1888年の磐梯山の447人、これも岩屑流で地形が変わったようです。
記憶にあるのは1991年の雲仙岳火砕流くらいだなぁ、43人の被害者。
(でもこれマスコミが含まれてるはずだからなぁ、当時の映像は時々語られますね。)
しかし、地味に広域で被害を出すのが火山灰なのか、水を含むと通電するのは怖いな;