『都市と防災’08』#15 これからの都市防災

基本的にこの講義では自然災害についてのみ取扱うものだと思い込んでいて、まあ実際14回(全15回ですね)までそれ以外のことが全然出てこなかったので、なんだよ、大規模な感染病なんかも一応範囲に入ってたのか?! と正直驚くしかなかったですね…。
SARSを中心にいくつかぽつぽつと語られていたんですが、そういや放送大学でも感染症に関して扱った講義ってあるのかなぁ? こないだ『国際共生に向けた健康の挑戦』は見てたんですが、どちらかというと各国の医療体制についてが主題だったので、よく考えたら私の感染症の知識って主にナショナル・ジオグラフィックからだった気がする。
この問題って要するにグローバル化が背景にあるので現代特有なんだよね。
(感染者が発病までの間にその自覚がなく国境を越えて移動してしまうって話ね。)
基本的に情報共有と水際でも阻止くらいしかないよなぁ、SARSなんてのは逆にあまりにも毒性が高かったので、騒ぎのわりには拡大はそれほどでもなかったっていう。


というか、同じことを繰り返すので正論であることはわかっていても正直うんざりしていないでもなかったんですが、ここの講義の主題はやっぱり情報の共有と普段からの備えが重要だということだろうと思うんですが。
やっぱりこう、もうちょっと早く、どんな資料があるよって話をして欲しかった、あるんじゃん! 各研究所や東京ガス由来の災害対応データ!!
んーと、防災科学研究所の強震観測網の超高密度リアルタイム地震防災システム、SUPREME(東京ガス)はどの地点が分断された場合にどこに影響があるかのデータ。
E−ディフェンス(防災科学研究所)の地震の実証実験による耐震補強の必要性と方法。
地球シミュレーターによる災害の予測などなど、先に言って先に、マジで。