「イタリア人の働き方−国民全員が社長の国」内田洋子/シルヴィオ・ピエールサンティ

まあものすごくはっきり言ってしまうとさすがに人口の3分の1強の法人数というのは「多すぎ」としか表現が出来ないというか、さすがになんか別の事情があるんじゃ、とか、その法人数が普通に機能してたら特に若い人を中心にした失業問題が取り沙汰されるということもないのではないかな、という気がしないでもないのだけれども。
(この著者さんの他の本でもその辺読みましたよw)
ともあれまあ、さすがにそこまで法人が存在してたらまかり間違って機能し始めてしまったりとか、やるだけやってみよー、というのもはるかにスムーズではありそうで。
高級靴磨き専門店! は案外日本でもありうるのかもしれなくても、それを絶賛して女性の靴磨きって今まで聞いたことないよー、と後押ししてくれる友人はいないような気がしないでもないし、有名人を全く特別扱いせず、規定料金で乗せて廻る、という水上ガイドさんが口コミでそこまで広まるということもなかったような気もしないでもなく。
全部従業員に還元するでー、という人は日本にもいそうな気がするんだけどもw
食べてけるだけで別にいいよ、という超絶品のハム作りの家庭とか、ワインの産地でビール作ってなーにが悪いんじゃいっ、昔からの伝統じゃーっ! みたいな人がわりとそれなりに生きてけるのはなんとなくお国柄かなぁ、という気がしないでもなく。
やっぱり別のところで読んだけど、イタリアと産地を偽装した食料品が多いんだよ、というのもなんとなくわからないでもない話。自転車作りの人に関しては、むしろローマ教皇がすごいっていうか、最年少でも60歳すぎてから就任ww とか思わず笑ってしまったんですが、お元気でなによりです、私も自転車貢ぎたかったです。


ただこう、エクソシストはうん、職業分類で良かったのかな、、、これ。