『小田急75年史』小田急電鉄社史編集事務局

新宿から始まって(だよね?)小田原のほうとか、江ノ島とか、多摩ニュータウンのほうとかすみません支線の名前読み上げてるだけなんですが、あと東京メトロ千代田線と直通していたりとかそういう感じの大手私鉄なんですが。
大雑把に沿線としては隣で通学の関係で4年ほどのお付き合いがあります。
印象としてはお洒落でわりと親切で、なんというか慎重というか鈍重というか…。


25年と50年にも社史が出たのでこれが3冊めのようなのですが、どうも話に聞いたところでは毎回体裁が全く違うようですね。この『75年史』を手に取った限りでは冒頭からの歴史語りはわりと普通の社史としての内容ではないかと思えるのですが。
戦後になってからのものすごい数の短い記事ってこれ、どう見ても当時書かれたものそのものですよね? としか判断出来ない(悪口ではなく、多分見たらわかると思います)。
が、今からこれを見せられても関係あるものしかわからないというか、研究でもしてる人とか沿線の人とか自分が知ってる年代になったら、というような読み方は十分可能なので面白い人は面白いんじゃないかと思います、が、それは小冊子の役割だろう正直。
ていうか本当にこれもともと小冊子の記事なんじゃないですかね?
個人的に場所かテーマでまとめるか、全部の記事でなくても社史が出た時点での解説付けてくれたらとか全体的にそんな感じでした。最後の10年は面白かったけどね…。
それにしても得意なこととそうでないことの差が激しいよなぁ小田急、つか、西伊豆中伊豆へのテコ入れしてたのか(鉄道雑誌で把握されてなかったw)、記事が細かすぎてバブルでわりと酷い目あった、とか語られた時点でどの事業内容か正直わからないし。
しかし、バレーボールチームとかちまちまと手放した事業も少なくないんだよねぇ。