『鉄道ジャーナル』2012年1月号「ライバルの素顔」

わりと何度か見掛けているいわゆる成田エクスプレスvs新型京成スカイライナーがメインの特集記事で、なんと言うのか、今までの対立を煽るような論調と違って(鉄道雑誌で対立煽るのはもちろん微笑ましいだけだけどねw)、お互いの利用率がちょっとずつ上がっている、互いになくてはならない存在で、ぶっちゃけて羽田空港の国際化に対して打ち勝って行くべきだよね、的に締められていて正直苦笑い。
だって東京の西側からのアクセスないし、羽田と比べて交通費の桁が違うしねぇ…。


という辺りを踏まえて、浅草からの日光・鬼怒川(前者が観光地で後者が温泉)への独占的なルートを持っている東武と、西側からのアクセスを持っているJRとの乗り入れ特急の話が、もうちょっと本数増やして欲しいと言われてましたがわかるわかる。
東側の浅草まで行くこと考えると時間だけでなく金額すら安いよね、乗り入れでも。
これが新宿始発で大宮を通り、という経路が設定されてるようですが、新宿だとだいぶ恩恵に預かれる人がいて旅行プランで勧められたらちょっとときめくよな(ただ、乗ってる方が自分が何に乗ってるかあんまり理解してないのも特徴的だと思うw)。
フランスとドイツと日本の高速鉄道の比較について、事故ゼロを目指す日本と、大きな事故があったドイツ、事故の規模を小さくする前提のフランス。スピード競争をしている点が同じ、騒音問題はフランスではほとんどなくてドイツでは構造物に頼るとかいろいろ。
東急と阪急の比較と、嵐電江ノ電の提携イベントの記事はちょっと薄かったかなぁ、という気はします。どちらかというと全体的にライバル色が前面に出てはおらず、それがまあまあ面白い方向に出てたのが成田空港路線かな。
あと気になったのは東洋経済の鉄道特集についての言及記事など、3年前からなのか。