『カラマーゾフの兄弟』#2 次男・勲 侵された魂

こっから1話ずつ使って兄弟1人1人の「殺意」を描いていくつもりなのかな? 原作では三男の話があったわけではないのでちょっと自信がないのですが(恩師の死に対しての失望みたいな話と村の中で起こった絶望みたいな感じだったね)、刑事が特に疑わないという理由もないので、“母親の死”絡みでなんかあるのかも。

で、相変わらず大した内容があるわけでもなくてなかなか清々しいw

あと、挟まれてるCMの「長男」がドラマ版とかけ離れててなんかおかしいww ドラマ版の役者にあれ演じさせるのもなかなかハードルが高いですが。

 

要するに次男はあれですね、家を出るために借金をしたらば5%の利子が15%となって、今まだその返却が出来てません、ですとか(普通に借金出来ないだろうけど、奨学金もなー、父親の財産状態があれだと難しいわな)。

大学で知り合った同郷の女性は気付いたら兄の恋人に納まってたとか。

弟を置いて家を出てしまったことはまあさすがに当人がどう言ってても気にはしていたんだろうね、とか、兄に対しての情があるのかないのか、とか、傍目からはわかりにくいもののわりとはっきりと示されているという現在との対比。

あれですね、基本的に殺意の否定をするのはともかくとして、父親以外への肉親への情の部分まで否定するのが次男らしさなんだろうなー、という気がします。

子ども時代、大学時代の過去、と現在、父親が殺される寸前の出来事というのが結構ちゃんぽんに入れ込んであるのですが、まあそれぞれのエピソードが極端だからそんなに混乱はしなかったかなぁ。というかむしろ、いつどの出来事が起こっててもあんまり支障がないってのもあるかもしれんね、ホントいろいろ削ぎ落とされたドラマだわこれ。