『信長のシェフ』#2

うーん、1話は面白かったんですが、2話は個人的にちょっといまいち。

あれなんですよね、この話はもともと記憶を失った現代人が戦国時代に行くことになって、当人は不勉強とか言ってるけど、かなりの歴史知識と若干の動物的勘、ある意味での料理人としてのセンスみたいなものを使って切り抜けて行く話だろうと思うんですが。

正直、目で見て釈然としないものを説明いくら重ねられても入ってこないんですよね…。

もともと糒(乾燥させたお米みたいな)を食べるしかなかった軍事行動中に温かい食事が取れたらまあそれは感動するだろうけど、あれ小ネタだよなぁ、引っ張られてもというか、現地にでっかい鍋持ってってるんで調理出来るのはそりゃそうだろというか。

どれだけ限定された状況であるかをまず説明して、それから調理に時間を取らずにあれだけ士気が上がりました的な展開だと思うんですが、展開のために取った時間が非常に長かったために「あっという間」感、ないよねあれ。

説明されたら頭ではわかるんだけど頭ではわかるんだけど、それも引っ張るほどではないというか、むしろあのでっかい鍋で豊臣秀吉守るために弓防いでたところのほうが面白かった気がします、引っ張ってくんなかったけどね! あれ見た時点で身を守るのに使えると思っていたよ、でもあれ本当に現代人の若者が背負えるんだろうか謎だ!!

 

それと、後半の北畠氏との対峙はあれだよね、北畠氏がちょこっと勘違いしてるみたいに見えるようになっていたんだけど(ケンの素晴らしさとの対比)、あそこで自分の不明を感じるのが現代人のケンによって齎された、ということになるのならば、当世1流なんてものじゃない本当に本物の文化人だって話のはずなんですよね。

あれ、ケンの胸のすくような解決、じゃないと思うんだけどなぁ、うーん。