『SHERLOCK』#1 ピンク色の研究

もともとちょっとかっ飛んだ内容だよ、ということを聞いていて、実際のサブタイトルを聞いた時にも「キテんな!」と思ったものの、正直日本のアニメとかラノベとか見慣れてると「あ、うん」というか、なんだピンクってスーツケースの色でしたか、大変失礼しましたというか。シャーロックホームズを現代舞台にした作品なんですが、なんか意外と忠実。

まあ確かに周囲からカップル扱いされてるホームズとワトソンというのは、今なら仕方ないと思うというか、友人以上恋人未満みたいな側面はもとのもとからあるというか。

あいつら関係性がなんか友人じゃねぇよ! とは昔から思ってた。

ベッドを共にしたいとかは特にないけど、出来れば墓が隣だと嬉しい仲、というのはたまに推奨してみたい関係性です。ブロマンスのが萌えるんだよ。

 

とりあえずデジタルを駆使し、犯罪現場でやったー、連続殺人! とか叫んでしまうホームズと、よく考えたら彼に間接的に“鋼の魂の持ち主”とか呼ばれてるワトソン氏。

ワトソン氏はあれですね、人との距離を計るのがちょっと得意じゃないね? 彼に口説かれてるんじゃないかと勘違いした時に、関係を崩したくはない、という言い回しをしてるホームズさんとか、褒められた時に、止めるように言いかけて、ううん、やっぱり止めなくてもいいや、とか言い出すホームズさんとか思い返すとお腹抱えて笑いたくなるくらいに楽しかったです、その場ではポーカーフェイスでなに考えてるかわかんないからな!

連続“自殺”事件が発生し、当人たちが同じ毒、同じカプセルを使っているために関連性があることは確実、ただし確かに当人の意思で呑んでいる、という不思議な状況に。

犯人の使った手段が説得力があるかないかはともかく、自分の選択は正しかったのか! と喚くホームズさんの気持ちはわりとわかった、わかっちゃ駄目な気もするけどw