『ビブリア古書堂の事件手帖』#3 ヴィノグラードフ・クジミン 「論理学入門」

栞子さんがこのいかにもややこしそうな「倫理学入門」をざっくりと略して「A=B」「B=C」でしたら「A=C」ですね、ということを告げていまして、三段論法っちゃあ三段論法だけどシンプルww と笑っていたんですが、そのまま最後までその部分のみで話が進んでいくよん、となるとさすがにちょっとしたことのような気もします。

ところで騒ぎになってた脱走犯、やたらと近所で起こっていたこともあって少しくらいは関わってくるのかしら、と思ったんだけど、なんもなしかよ、ちっ。

正直、一応ミスリードっちゃあミスリードだったんだろうと思いますが、あの男性が脱走犯ってのはちょっと信じにくかったしね。なんで私物の本なんて抱えて逃げておいて(明らか足手まとい、だが大事ならありえる)それを古本屋に売っ払おうとするんだよ、というのが全く成り立ちませんしねー、高く売れると勘違いしたというのならありえるのかもしれませんが、実際違うし知識なければ高い古書が存在するということから知らないし。

勘違いする層ってのが少なさそうなんですよね、脱走犯の行動としても変だしな。

違うと思います、と栞子さんが言ってたのも、単に全体的に成り立たないって意味だったんじゃないのかと。とっさに逃げ込むとか、現金欲しかったんだろうとか、よく知らなかったんだろうとか、一個ずつは成り立つけど全てが並ばないのよね。

が、さすがに同じ背格好と服装ということでちょっと笑い事でもなくなり。

そんなところに現れる彼の妻だ、と名乗る女性に査定を頼まれた本を渡してしまいまして、というところから主人公の彼がまたぞろお節介の虫が。

 

今までの回はほとんど先読めなかったんですが、今回“彼”に起こってたことは早くわかってしまったんですが、彼の選択に納得は出来たかなぁ。奥さんの気持ちもわかったしな。