『ビブリア古書堂の事件手帖』#5 アントニイ・バージェス「時計じかけのオレンジ」

基本的にこのドラマではそこまで大きな犯罪ってのはそんなに出てこなくて(次の回とかちょっと大変な感じですが)、日常に潜む小さな罪みたいなテーマじゃないかと思うんですが、この回の女子中学生はちょっと洒落にならないんじゃないかな…びっくりした。

というかそもそも私、3話に出てきてた女子高生がそのまま登場してるよん、という部分からちょっと理解が遅れていたんですがw 多分あれですね、態度があんまりにも違いすぎて同一人物だと認識してなかったっぽい、とほほ。

彼女の妹がなんでも万引きをしてそのレコードを中古品店に売り払ってしまったよ、ということで停学処分を受けてしまい。

たまたまその中学校が栞子さんが本の寄贈をしようとしていた学校だったので様子を見てきて欲しい、と頼まれ、という展開。

正直なところそこで紹介されていた読書感想文って確かにいかにもよく出来ていて、中学生としては早熟だなぁ、と思わせる部分もあったんですが、逆に小学校だったらそこまでは問題にもならなかったんじゃないのかしら。

なんていうんだろう、とても優れた部分と、いささか短絡的に結論に結びついた部分とがアンバランスで不安になると言えばなる気持ちもわかるし、あの中学校が厳しい、と表現されていたのもわかるにはわかるんですが、あれだけの文章力があるからこその評価って言えば言えるんじゃないかしら。

(しかもその子がその後万引きとかしちゃってたらなおさらだよなぁ、うーん。)

 

最終的に感想文絡みのことは、万引きも含めて納得の行く展開だったんですが、もう一人の女子中学生があまりにも怖かったです、ど、どうなったんだろうあれ。