『カラマーゾフの兄弟』#7 黒く潰された空白

三男の行動が客観的に、次男の行動が当人の説明ではあるものの判明し、事件に巻き込まれたと見られていた意識を取り戻した使用人の口から(正直あのシーン見るまでどうして入院してたのかさっぱりわからなかったの私だけでもないと思いますがw)長男が突き落としたというところまでが判明し。

とまで進んだところでやっと気付いたんですが、ああ、原作通りじゃんこれ! という。

かなりいろんな要素ぶち込んでいたのでどういう展開になってるのか微妙にわかってなかったんですが、あ、なるほど、こういうふうにまとまってくるのかこれ。

 

というか、人を刺してでも少年を救え! と長男に嗾けられた三男が選んだ手段がよくよく考えたら確かに法律には触れているものの、だいぶ穏当な手段だったことになんとなく笑ってしまってたんですが、そうだよな、目の前で刺されるかもしれない少年と男、という状態とは全く違うって判断するのが「普通の人間の発想」だよな。

しかしドラマがいちいち視覚的に麗しいっていうか、予告でも使われていた少年の手を掴んで走る三男のシーンとか良かったなぁ…。正直三男と少年の父親との会話を聞きながら刑事さんが詰まんねって顔してたんですが、殺人事件を背景にして隠すほどのことでもないというか、もう父親いなくなってるんだからそこまで酷いことにもならんだろうというか、白ける気持ちのほうにちょっと賛同出来ないでもないw

原作がなんというか結構曖昧な終わり方をしていまして、ドラマ版ではそれもまあ難しいだろうと思うので(視聴者的な意味で)、こっから先どの辺に落としていくのかってのを注目していきたいと思うんですが、そっかー、予告見てる限りでは長男vs次男か。

長男の今の恋人とかどうなるんだろう、わりとその辺は普通に気になるな。