『現代南アジアの政治’12』#12 南アジア東部地域の動き-インド北東地域・バングラデシュ・ネパール・ブータン

正直半分くらい流し聞きをしていた回だったんですが、詰まらないとか面白いとかそういう話というよりはちょっと詰め込みすぎと言いますか…。

日本とはインパール作戦の中とか、戦後のパル判事とか、アジア初のグラミン銀行ノーベル平和賞受賞者とか、「日本とは関係の深い」とか言ってたんですが、なんてんですかね、接点皆無じゃないんですけどねって言ってくれるほうが正確なような。

バングラディシュ、ネパール、ブータン、そしてインド北東地域、というのはそもそもイギリスの統治下で他の地域とは隔離して直接統治されていたのかな?

で、1947年の分離独立後も1949年にインドへの帰属を決めるも州となるまでに時間が掛かったり、バングラディシュは一旦東パキスタンとして独立したり。

西パキスタンからの隷属と長期に渡った軍政の反発から民主政権を選択したものの、パキスタン統治時代をモデルとした軍政へと揺れ戻し、現在は連立政権。イスラムを国教として選んでもいるもののわりと選択が実務的、市場経済が強いから大丈夫な気がw

 

ネパールは立憲君主制を経ての連邦民主制、だっけ? ブータンは一貫しての立憲君主制の選択をしているようなのですが、ブータンの王家ってそもそも地方領主が1907年に「世襲制の国王に選出され」た国民に選ばれた家らしく。

ネパールのほうはもともと18世紀かな? の統一国家で、なんかだいぶ性質が違う、王の代替わりごとに事情が変化し、国内のマオイスト(毛沢東主義者か! しばらく忘れてたww)との闘争と数度の揺れ戻しを経て現在は象徴国王になっているようです。

最後に“トランジット”という他国の通過制度の話がされていたんですが、まあ、バングラディシュがインドに認める分には納得。他もぽちぽち軟化傾向があるようです。