『週刊 ダイヤモンド』2012年3月17日号「銀行・証券終わらざる危機」

お目当てだったのは特集2(というか小特集、ボリュームが全然違ったし)の「瀬戸際の百貨店」だったのですが、まあざっくり行くよね、あと、三越伊勢丹系のインタビューって私あんまり読んだことがなかったんですが、赤裸々ですね正直!

そういや前に伊勢丹が三越の大阪店舗の計画を見ていて4階吹き抜けの計画を見てぞーっとしてたとかは読んだことがありますが、しかし失敗したのがどの要因なのかは若干微妙、正直ネームバリュー的に伊勢丹はそもそも“客層に水商売関係者が多い新宿店以外は成功してるとは言えないのでは?”とか言われてたんですが、あー、うーん。

年齢層が若くて金額設定があれだと、確かにそうならざるを得ない気は。

併設されていたルクアが予想売上の上方修正をし、ポケモンセンターまで呼んでいるという捨て身の大丸相手とはいえ、一人惨敗ってのはちょっとさすがにってことかなー…。

オーバーストアか、いやそうでないかはまあ議論の別れるところなんでしょうが、伊勢丹の惨敗を笑うというよりはどっちかというと建て直して欲しい、というのが業界的な本音のようなのですが。どうでもいいけど関西だと阪急と被ってるよね、伊勢丹。

 

どうせなので1冊読み通してみたんですが、前半もなかなか面白かったです、というよりあんまり難しい概念や説明を持ち出さないわりに情報はきちんと扱ってくれてるので初心者的にはこの雑誌結構いいんじゃないかなぁ。

国債やべー、中小企業の不良債権化は実は法律で先送りしてきたけどそろそろ限界やべー、各中小銀行弱い子ランキングとか、外資系がどんどん足切りをしていてかつての人気の見る影もないとか、正直結構俗っぽいけど品がない範囲ではないから読みやすい。

ただぶっちゃけ、前も感じたけど希望取扱いが全くないので覚悟して読みましょうw