『東京人』2005年03月号「鉄道を見る!」

正直読んでから少し時間が経っているためか、表紙にある場所の名前を見ていて「都営地下鉄馬込車両検修場」を読んだ覚えがなく、どんなところだっけ、と思ったらあれですね、西馬込に新しい車両基地だかが出来て移転したって内容だったか。

いや、三島由紀夫の自宅を探して彷徨っていた記事の記憶はあるにはあったんですがw

この雑誌のそもそもの特徴なのかわりと古いものメインにしているようなところがあるので、新しい西馬込の基地がほとんど一言で流されていたのもそれほど残念でもないかなー。

(だってなんか妙に鉄道関係に強いけど、地域誌だもんね、鉄道少年のための特集ということで全然あれはないですよ、いいんじゃないかしら、「鉄道なんかじゃなくて夕日を見なさいよ!」と近所のおばさまに笑われるのがむしろすごく良いことだと思う。)

 

荒川、尾久、田端(かつての国鉄王国と都電の町)、とか湾岸の車両基地、南千住って言ったらあれか、貨物線があったりメトロ日比谷線とかまだ都電がいたり。

JR東日本総合車両センター、東京メトロ上野検車区(東京の地下鉄唯一の踏切があるって言われてる場所ですな)。なんてラインナップなんですが、正直廻ってる方が面白いのでなんかいちいち面白いな。

鉄道を跨ぐ橋が絶好のトレインビューなので、なんて素晴らしいサービスだ、と思っていたらある日「単にこれ渡るだけのためにあるんだ?!」と気付いてがっりして、いやいやそれは逆なんだよ、と一回りしたという話とか(なに言ってんのw)。

お馴染みのウルトラマン監督の実相寺さんもおられるのですが、観察力あって町が好きなだけあって言葉そのものが時間の流れだよな、この写真はどこで撮ってとか、今は変わっちゃったね、とか、歴史話するわけでもなかったんですがそれもなかなか面白かったです。