『週間 東洋経済』2012年3月17日号「素材革命!」

技術系の知識は最低限程度しかないもので、あくまで軽い興味で手に取ったのだけど、なかなか全体的に面白かった、繊維系やら鉄のハイテン(高度強化)、現在は事実上中国でしか出土していないレアメタルの必要量を減らすなど、なんとなくこの手の本を手に取った時点で想像が付くものが多かったが、“消えるボールペン”や“一度で濯げる洗剤”なども記事として入っていてなかなか楽しい、経済誌ならではという内容だったが、多分間口が広い分技術系の人でもなにかしら面白い記事があるのではないかなぁ。

個人的に興味があったのが雑誌の後半にあったCSR企業について記事。

要するに企業の社会的に果たしている貢献に関しての話、東日本大震災などで各企業の果たした役割りから始まって、環境対策、私は知らなかったんですが従業員に対しての雇用状態なんかも含まれてるんですね。ていうかそれに財務状態も含めてのランキングなんてのも存在していたんですが、正直初めて見ましたかも。

(財務も重要だからどうしても単に規模が大きい企業が上位だった気はしたかなぁ、変化なんかを続けて見れたら面白いのかもしれませんけどね。)

 

あと小さな記事なんですが京王沿線なので時々広告を見ていた「アリスタージュ経堂」、これ、京王電鉄が関わってる優良老人ホームみたいな計画なんですが(なぜか小田急沿線にあるよ、第2段は都営新宿線沿線らしいよ!)、昔、政府に多摩ニュータウンの借り換え住み替えの制度作りを提言していたものの、確か実現しなかったと聞いていたのですが、自力で実行してみたよって話なのか…。

鉄道会社が関わってるからか信用されてて幸先いいですって感じの記事でしたが、そもそもの前提っていうか発想がなんかすごいんだよなぁ、ここ。