「東急電鉄のひみつ」PHP研究所/協力・東急電鉄
- 作者: PHP研究所,東急電鉄
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2012/08/18
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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東急っていうと短い路線がころころと絡まっていて(東横はまあ使いますし、田都が神奈川方面にあれこれ接続があるのはわかるんですが、まあ他の沿線だと利用は当然限られるよね)、なんか独特の土地の意識、というか気位を持っていて、という大まかな印象なのですが路線長さと輸送密度の関係で乗降客数が私鉄1番だ、と言われてもなんとなく納得。
…いやだって、人口密度高いじゃん、いかにも、正直自他共に認める下町路線に住んでる身としては親近感を覚えるくらいなんですが、高級路線とか言われると、うん? うーん、そうか、残念だな、というのが正直なところというかww
で、グループのイメージ戦略に田園調布の街、特徴的な駅舎、というところまでは引っ掛かりながらするすると読んでいたんですが、その次の車両のところでものすごく詰まってしまったというか、好みの問題だと思うんだけど最近の抜かして可愛くないよね?!
もともとステンレス車両ってのが持ちがいい、メンテナンスの少ない車両として東急の手で開発されて、ということはよく耳にはしていたので、いっそその辺の事情を全面に出してくれてれば少し読みやすかったと思うんですが、基本車両単位でページごとに短かったのでちょっとそこの踏み込みは浅かった気も。
個人的にわりと面白かったのが路線単位の歴史の話で、それこそ目蒲に池上、東横、玉電にそこで大東急、新玉川線とか田園都市線の名前の変遷とかくらいのざっくりした大掴みの流れになっていたんですが、綺麗につながっていたのでわかりやすかったです。
この辺、路線が多いからか変化がわりとあったからかいつも混乱するんだよね。
あと土地構想や渋谷ヒカリエ、たまプラーザなどのショッピングセンターの話も巻末近くにちまっと、内容は薄めですが全体的にまあまあです、車両の章は辛かった。