『八重の桜』#24 二本松少年隊の悲劇

とりあえず、作中で出てきた秋田藩はさすがに当然場所がわかるものの(北の地を押えられたら挟撃されるってのもさすがにわかる)(確か廃藩置県の段階で、藩の立場によって旧地名がそのまま反映されたり、なるべく元から遠いものになるようにされたり、という違いがあったようです、秋田はある意味でこの時点で恭順したから「秋田県」なのかなぁ)。

二本松、という地名がまずわからない、そして調べたところ出てきた松前藩というのがまた北海道の地図が登場してしまって、どこを読めばいいのかわからない。

ただまあ、戦い方見てると東北人だわ絶対!! みたいな、いまいちよろしくない判断を下しながら見てました、止めてお願いどっかで折れて本当に。年配の人たちがいたら年少の子を命を掛けて守るんだけど、年少の子たちは自分たちの命を捨てても使命を果たそうとするって、もうこの連鎖やだー!!

 

結局、前半で久々に登場していた松平春獄とか(計算高くて良い人ではないかもだけど、悪い人ではないよね、無意味な犠牲は好まないんだと思う)、前々から戦は止めろって言ってる勝海舟とか、声を枯らし戦は止めてくれ、と叫び続ける覚馬さんとか、いざ戦が始まってしまったら、東北の地が戦場になったら「こうなる」ことはわかってたんだよなぁ。

けど、ちょっと残酷なことを言ってしまえば、よく考えてみれば本来罠に掛かって完全に劣勢に置かれたような状態でも覚馬さんなんかはそれを切り抜けて運命のような流れそのものを変えてしまうし、そろそろ次の回くらいから今回の「二本松の悲劇」を受けて八重さんが戦場に現れるようなんですが、彼女も劣勢そのものを翻してしまうんだよなぁ、多分。

でも個人的に、八重さんの弟の三郎は、兄と姉が超人じゃなかったら死ななかったんじゃないかって思うんだよな。なんだろう、残酷なんだよなぁ、心底。