『住まい論’10』#5 中国・韓国の伝統の住まい

前回講義(前、この回だけ見てた時は一回途中で止めちゃったんだよなー)で日本の寝殿造りや書院造りの話をしてまして、さて、中国とか韓国の住居からの影響はあるかな、という話をしていたんですが、大雑把な結論としては「特にないよね」みたいな感じではあったものの、個人的には1回から3回くらいまでに見ていた砂漠の住居やら東南アジアの住居などと比べるとやっぱり似てるよなぁ、というのが正直なところでしょうか。

ただ、建築理論が特に伝わってきたというよりそれぞれの地で発祥して、結果的に似てるってほうが納得はいきますかも、家畜とか農業とか、生活に関係する要素が似てるわりには距離感が違うって気はしますね。

ええと、まず北部?(北京って言ってましたが、個人的には村の名前じゃなくて省の名前にして欲しいかな) の四合院住宅、イスラム建築をちょっと思い出しましたが、建物が互い違いに建てられていて真っ直ぐの道がないとか、家一つ一つが中庭を抱え込んでいて一つの明るい部屋にその隣の暗くて暖房のある部屋が奇数で構成されているなど、ある程度複数の家族で暮らしてるのかな、という家の話。

それと客家、だとこれは南部かな? 漢民族の流れを組む民族の環形土楼という円形の家。

円形の外壁に真ん中に開いた吹き抜け、複数階になっていて一つの家族が上に連なっていて個人のスペースが上部に存在、というのが大まかな構造。

なんで円形なんですか、と現地の先生が聞かれてたんですが台風のためか外敵のためか、と言っていたのでそんなはっきりと理由が伝わってるわけでもないのか。

 

それと韓国の両班(ヤンバン)という地主階級の住居、これは男性女性と立場によって別けられていて儒教を中心にしている、と言われてましたが見た目だけ日本と似てるね。