『ハリツキ!』銀座松坂屋 閉店まで100日張りついたらわかったこと

ついこないだまで「百貨店再編期」関係の本を読んでいたんですが、まあなんというか、正直頭打ち感が酷かったなぁ、というのが当時の印象なんですが。うーん、大丸と経営統合した松坂屋(かなり合理化されていたと聞いていたんですけどね)の銀座店でもこれか、と考えるとちょっと笑えない内容だったかなぁ。

まあ、建て替えが必要で、というのは事実なんでしょうが、ちょっと前の時期には確かてこ入れも入ったよ、と聞いていた矢先の話だったんで、正直かなり残念です。

大型のショッピングセンターになって少なくとも形式が変わってしまう上、今の時点で松坂屋が入るとも確約されてないんですね。時代の流れなのかもしれない、と思わないでもないんですが、普段見てる電鉄系の百貨店とか地方百貨店とか、それこそこの番組の閉店セールを見てる限りでは、やれることやり尽くしてそれでも、というわけではなかったんじゃないのかなぁ、と思いましたやっぱり。

カバンのセールを大々的にやっている同じフロアに別系統のカバンが出てたり、少ない社員が一日中トラブルに駆け回っていた1階の方は…あれは彼を責めたくないですが、もうちょっと雑用を任せられる相手がいないのかなって思いますし。電球は社員でなくてもいいじゃないですか、返品の謝罪とレシート紛失はいいけど、それだって分業出来るよ。

 

地下食料品店フロアは少し前に銀座の導線が変化してしまい、流れてきていたお客さんが減って無力感に、とは言われてましたが、それ以上になんかうん、負け犬根性って自分で言ってしまうところが悪いだけとも思わないんですが、ちょっと切ない。

人件費削って必ずしも流行の発信源でもなくなってプレミアム感も消えて、でも、百貨店にもなんか役目があると思うんですけどね。まだもう少し減るのかなぁ。