『奇跡の地球物語』多摩川~よみがえった清流

正直この番組の中で四万十川などと比べていたところまでは意味があることかな、と思えたものの(BODっていう水質の基準があるみたいですね)(でもある程度なら栄養があるほうが魚にとっては居心地いいって言うよなぁ)、ロンドンのテーヌ川はむしろその黒さを誇っていた記憶だし、パリのセーヌ川は前後の条件考えると大して悪くないんじゃw

というか多摩川源流の山に森を植えて、水源を蘇らせた、というエピソードが感動的に語られていたところでなんなのですが、「多摩川」に流れてるのって高度汚染処理水ですよね、そうじゃないとそのおかげで川が生き返ったことにならないし。

多摩川源流の水はあれですね、都民の生活用水となっています。

(これ江戸時代に玉川上水でやってたことと取水口が上流に遡っただけで特に変わってないよねって言われてますよね。)

で、多摩川の水量が極端に減りすぎたことと、人口の急激な増加により下水処理が間に合わず、というのが大まかな汚染の原因っていう。なんというかわりと台無し感。

 

そもそもこの関東の地、というか武蔵野台地かな? は多摩川が数万年掛けて流域を大幅に変えつつ形成してった土地なんだよね、と言われるとかなりスケールが大きく。

現在も多摩川水系ってかなりの地域をカバーしてるんだよなぁ。

個人的には感動的なエピソードというよりは、いくらなんでも大概にせんかい、という内容だったような気もします。あ、鮎の遡上が出来なくなったのは堰が出来たからだそうです、魚道を作ったものの、降りる道がなかったりとか、いろいろしてたみたいです。

そして遡上した鮎は川底の藻を歯で抉り取り、守ってるつもりが浄化の役に立ってくれるという、結局まともなの高度汚染処理施設だけの上、それもただの尻拭いよね?